川上弘美『猫を拾いに』を読みました

川上弘美氏著の『猫を拾いに』を読みました。

 

表題作のほかに短いお話がたくさん掲載された短編集のような形式です。

感想を端的に述べると、正直、今一つパンチが足りないなぁという印象でした。

 

私は川上氏の作品が大好きで、今まで多くの作品(エッセイ含む)を読んできましたが、川上氏の作品といえば夢か現実かわからないような不思議な空気感と、なんとも言い難い熱を帯びた恋愛と、あと個人的には、ちょっとダメだけれど何だか憎めない、それどころか夢中になってしまう不思議な男性の存在が魅力かなと思っています。

 

本作には、不思議な空気感はありましたが、後者2つがなかったので、個人的には物足りなく感じたのかなと思います。それから、短編集で、一つ一つのお話が短いぶん没入感が少ないまま、消化不良でお話が終わってしまうというのもあります。

 

その代わりといってはなんですが、詩集を読むような軽やかさで楽しむことができて、その点は良かったです。

 

川上氏の作品を読んだことがない人は、ぜひ一度読んでみてほしいです。個人的には『物語が、始まる』がおすすめですが、他の作品もエッセイ含め、ハズレは全くないのでどれを読んでも良いと思います。

 

先日、今回読んだ『猫を拾いに』を買った際に、他にもいくつか川上作品を購入したので、しばらく川上作品感想文祭りが続くと思います。

就活の経過

先日の内定辞退から、ぼちぼちと就活を続けています。

今の所、書類選考は大体通過できていて、明後日は3つも面接が入っています。

 

このままいけば、医学系研究をしているベンチャー企業の事務になりそうな予感。

ベンチャーどころか事業会社への就職自体が初めてなので、そうなったらちょっと緊張しますが、どうなることやら。

 

なんとなくこのまま決まりそうな予感がしているので、その会社の近くの物件をインターネットで検索してみたりしています。

 

その会社の面接で、仕事や私生活で大切にしていることはあるかと質問されました。

私は、大切にしていることの一つとして「当事者意識を持つこと」を挙げました。

 

仕事でも私生活でも、他人事だと思っているとやる気が出なかったり、関心が持てなかったりしますが、当事者意識を持とうと務めると、少しだけやる気や関心が生まれます。

 

先方の面接官からは非常に好感触な反応でしたが、自分で答えながら、私はこんな考え方だから病んじゃうのかな、なんて思いもしました。

 

正直、当事者意識のない人の方が楽しく生きられるんだろうなと思います。仕事も、私生活も、自分が本当に関心のあること(意識しなくても関心を持てること)にだけフォーカスして過ごせば、余計なストレスはかかりません。

 

でも、まぁ、なんでも自分ごととして捉えることで真面目に向き合えるのは、私の長所だと思って活かしていきたいと思います。

内定辞退!

内定を辞退しました。

 

理由は色々あるのですが、ここに書いても面白くもないし仕方がないので書きません。

 

最初からわかっていたことではあるけれど、やっぱり、未経験の職種にこの年齢で応募するのはあまり良い結果に繋がりそうにないですね。

 

というわけで、今後は事務職を中心に就活をしていこうかと思っています。

またぼちぼちと応募し始めました。

 

今住んでいる都道府県ではなく、地元に帰りやすい都道府県の方で就職したいと思っているので、面接に呼ばれると新幹線に乗らなくてはならず…それだけが大変ですが、なんとか頑張りたいと思います。

内定!

正確には内々定なのですが、内定をいただきました。

 

希望どおり、WEBデザイナーとして働く道に進めそうです。

最初の1年間は下働きのようなことをしながら研修を受けることになるそうで、プライベートの時間を削って頑張る必要がありそうですが、なんとか頑張りたいと思います。

 

まだまだ、年収がどうなるかも不明ですし、心配は尽きませんが、とりあえず無職からは抜け出せそうです。

 

決まったからには真剣に勉強するぞ〜!頑張ろう。

 

暇な時間は勉強に充てよう。

 

とりあえず、前向きに頑張るつもりです。でも無理はしないつもりです。また心が折れそうになったら、折れる前に辞めることも視野に入れつつ、頑張ります。

 

 

人生初アフタヌーンティー

昨日、前職の元同僚であるお友達と、人生初のアフタヌーンティーを楽しんできました。

 

アフタヌーンティースタンドにちょこんと乗った小さなスイーツや料理たちを見るだけでもものすごくテンションが上がったし、もちろん味も美味しくて良かったです。こんなに楽しいなら、年に1回くらいはアフタヌーンティーをしに行きたいと思いました。

 

お茶を楽しみながら、お友達に近況報告をし、転職活動についても相談してみました。

 

お友達は人事関係の仕事が長いため、さすが的確なアドバイスをくれました。

やっぱり、未経験歓迎の求人とはいえ、面接前に業界研究や技術的な勉強を始めていることは前提になっていると思った方が良いみたいです。そりゃそうか。

そして、今何が一番優先なのかを考えた方が良いとのこと。それもそうか。

 

例えば、リモートワークの仕事に就くために何がなんでもそういった職種や求人を優先するのなら、正社員に拘らず、派遣や契約社員も視野に入れたり。

あるいは、キャリアを優先するなら、就活を頑張る前に職業訓練校なり独学なりでしっかり勉強をして、知識や技術を身につける時間をまず取ったり。

または、すぐに働き始めてお金を得ることを優先するなら、リモワや新職種に拘らず経験職種である事務職も含め、幅広い求人に応募したり。

 

確かにそのとおりだなと思います。話してみてよかったです。

 

とりあえず、入門者向けのウェブデザインに関する書籍をポチってみました。

そういう求人に受かるかどうかはさておき、ちょっと齧ってみてもいいかなと思って。

 

とりあえず、もう少しの間は、興味のある求人や希望にマッチした求人に手当たり次第に応募してみるパワープレイで行こうと思います。

それでうまくいかなければ、最優先事項に集中した就活に切り替えようと思います。

新卒チケットの使い方

絶賛、転職活動中。

 

もう事務はいいかなぁと思い、事務以外の仕事(リモートワークが可能な仕事)を中心に考えていましたが、やはり未経験は厳しいのではないかということで、渋々事務の求人にも応募し始めました。

 

「未経験歓迎」と書いている求人もそこそこあるのですが、当該職種に現役でお勤めの方によると、企業側からすると未経験を歓迎するメリットはほぼないので、未経験歓迎とある求人はほとんどが、人手不足で猫の手も借りたい程の忙しさとか、いわゆるブラックなことが多いようです。そりゃそうか。

 

本当に今更ですが、新卒チケットの使い方を間違えたかなぁなどと考えています。

 

新卒なら、どの業界も職種も未経験が当然であり、入社してから学び始めることを堂々と許されるので、そういうチケットを持っているときに、専門性の高い、いわゆる「手に職」系の仕事をしておくべきでした。

 

事務職は、ある程度ワードやエクセルが触れて、一般常識があれば、未経験だからお断りということはあまりないと思います。

 

以前、美容師さんが「一度事務職に憧れて転職したことがあるけど、ワードすらきちんと使えなかったので、仕事にならずすぐに辞めてしまった」と話してくれたことがありましたが、本当にもったいないと思いました。ワードやエクセルなんて1ヶ月くらい集中して勉強すれば一般事務の業務に十分なレベルには到達できますし、たくさん教本があるので独学でも簡単です。

 

エクセルやワードもそうですが、簿記など、事務職に就くにあたり役にたつ知識や資格は、今や学校に行かなくても市販の教本で独学したり、独学が難しければネット講座で勉強したりできる時代です。

 

IT系の知識もユーデミーのようなサービスで勉強することは可能ですが、ワードやエクセルなどと独学のハードルの高さが比べものになりません。

 

専門知識や職業経験について、ほとんどゼロでも許される免罪符である新卒チケットを活用するなら、専門性の高い職業に就くべきだったと思います。

もしこの何の役にも立たない文章を、就活の暇つぶしなどに読まれている学生さんがいらっしゃれば、私の後悔を一つの参考にしてみてください。

 

とりあえず、来月いっぱいくらいまでは諦めずに新職種の応募も頑張ってみようと思っています。

 

もし、残業が多すぎるとか、聞いていた職種ではなく結局事務員として使われるとか、そういったことがあれば、次はおとなしく事務一本で転職しようと思います。

キャリアカウンセリングの感想

某転職サイトのキャリアカウンセリングなるものを受けました。

 

現在は、リモート勤務が可能な求人を中心に、できれば事務以外のクリエイティブ系の職種を希望して転職活動をしていることなどを伝えました。

 

結論から言えば、なかなか厳しいとのことでした。そりゃそうか。

 

クリエイティブ系は未経験だとかなり厳しいので、もし目指すなら、一度スクールや職業訓練などに通ってからでも良いのではないかとのことでした。

 

約30分、電話でカウンセリングを受けましたが、新たな情報やめぼしいアドバイスはなく、はっきり言って時間の無駄でした…。

 

本題とは関係ないのですが、カウンセリング中、ちょっと引っかかった言葉。

 

「クリエイティブ系の職業は、事務より圧倒的に忙しいですよ」

 

そうかもしれませんけど、なんだかモヤっとしてしまいました。

私は7年ほど事務をやってきましたが、事務と一口に言っても仕事内容や職場によって千差万別で、忙しいところでは本当に忙しいのです。

曲がりなりにも(なんて言い方は失礼かしら)キャリアカウンセラーとして働いている人が、事務=楽、という短絡的な考え方なのはいかがなものかと思いました。

 

それもあって、その後はカウンセリングを真面目に受けるのもアホらしくなり、適当に相談して終えました。

 

私が今回、一番相談したかったことは、直近1年半ほど休職していたことを転職の面接等の際に打ち明けるべきかどうかという点だったのですが、「当方のエージェントを通して応募する場合は必ず開示すると決まっていますが、それ以外の場合はあなた次第ですし、他の方がどうしているか等もわからない。どうすべきと明言はできない」とのことで、全く参考にならず…。

 

うーん。時間の無駄でした。

 

本日夕方より、今回転職活動を始めてから初の面接があります。うまくいくといいな。